社会的な変化の著しい経営環境の中で、経営者として医師として、生活者の健康に考慮しながら、歯科医院の経営を持続し発展させていくことは、非常に難しい状況になっております。この状況を克服するためには、目先の取り組みではもはや不可能です。
ここでご紹介する歯科医院の経営システムは、ヘルスプロモーションの実践こそが生活者の幸せにつながり、その結果として歯科医院経営が成り立つとの考えから構築されたものです。
この実践には、医療の本来の目的に立ち返り、歯科医療の果たすべき役割を明確にし、歯科医院の在り方を再検討する必要があります。生活者にとって何が必要か、何を求めているのかを認識し個々の生活者に適切な支援をおこない、生活者と歯科医院が共同して取り組んでこそ、ヘルスプロモーションの理解と実践が深まると考えます。

実際当社のモデル医院に於いて「生活者が何を求めているのか?」「生活者にどのようにかかわるのか?」「どうすれば生活者が自発的にセルフケアに取り組むのか?」を19年にわたって試行錯誤を繰り返し、さまざまな改善を加えた結果、今では困りごとのない患者が自らの意思で、口腔内の状態の確認とプロによる適切な処置をうけるために継続的に来院し、その患者数も毎月600名に達しています。
この実践方法は結果的に患者やスタッフのストレスが減少し働きがいのある明るい院内環境が出来上がることが実証され、また社会環境の変化による影響も少なく、安定した経営が可能であることが、モデル医院の院内環境や経営状態から確認できました。
当社はこの方法が従来の予防歯科の考え方や方法と異なることから、混乱をさけるために「ヘルスプロモーション型予防歯科」と名付け、モデル医院での取組をベースに、考え方をまとめ、実践方法をシステム化し、ツールを作成し、マニュアルとして体系化しました。
また今まで殆どの医院で取組んでいない、患者の管理システムやサポートシステムを付加し、実践医院では確実に増加する患者数の予測が可能となり、患者の増加に備えて、必要なスタッフの増強やチェアの増設などの投資を無理なく計画的に実行可能となりました。今まで歯科医院経営に患者増加に基づく計画性を持つことが可能となりました。まさに画期的な新しい経営システムであると断言できます。
しかしこの4年間の普及において、最大の障害は歯科医師や医療関係者の意識改革でした。ヘルスプロモーションの実践は、院長やスタッフの意識変革なくして不可能です。院長やスタッフの意識改革こそが、生活者(患者)の意識改革につながり、生活者の自発的なヘルスプロモーションの実践につながることは言うまでもありません。
そこで当社は、医療関係者の意識改革と、個々のスタッフの個人能力(パーソナルスキル:自分を理解し現実に適切に対処できる能力)の向上はもとより、対人関係能力(インターパーソナルスキル:歯科医師と経営者、医師とスタッフ、医療関係者と患者、などの人間関係を再確認し、その関係を適切に対処できる能力)の向上や、チームとして取組むための能力(グループスキル)の習得を目的として、SHP研修会を企画運営しております。この研修会は、医院スタッフの全員参加で行い、受講後に当社の提供するヘルスプロモーション型予防歯科を導入実践した歯科医院において
「再現性(だれでも実践できるのか)」
「効果性(だれでも結果が出せるのか)」
「継続性(効果が継続するのか)」などの検証を行った結果、すべてに効果が確認され、多くの医院で顕著な患者の増加や、院内ストレスの軽減などが確認されました。

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SHPでは、ヘルスプロモーション型予防歯科を実践いただくための研修会ほか、歯科医院の皆様に役立つセミナーを随時開催しております。
皆様のご参加をお待ちしております。